安曇野市議会 > 2022-06-22 >
06月22日-05号

  • "厚生"(/)
ツイート シェア
  1. 安曇野市議会 2022-06-22
    06月22日-05号


    取得元: 安曇野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年  6月 定例会          令和4年安曇野市議会6月定例会議事日程(第5号)                  令和4年6月22日(水曜日)午前10時開議第1 委員会審査報告第2 追加議案の説明    議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)    議案第61号 令和4年度安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車及び指揮広報車の購入に係る売買契約について    議案第62号 令和4年度凍結防止剤散布車購入に係る売買契約について    議案第63号 令和4年度安曇野市営住宅穂高団地(23号から34号)改修工事請負契約について    議案第64号 令和4年度債務負担行為 三郷西部認定こども園建設事業 建築主体工事請負契約について第3 議員提出議案の説明    議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書第4 委員会審査報告の審議    議案第50号 安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例    議案第51号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例    議案第52号 安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設条例の一部を改正する条例    議案第53号 安曇野市南小倉林業研修集会施設条例を廃止する条例    議案第54号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例    議案第55号 室山アグリパーク条例の一部を改正する条例    議案第56号 安曇野市都市公園条例の一部を改正する条例    議案第57号 安曇野市学校施設使用条例の一部を改正する条例    議案第58号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)    議案第59号 市道の認定について    陳情第2号 常任委員会インターネット配信について    陳情第4号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書第5 追加議案の審議    議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)    議案第61号 令和4年度安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車及び指揮広報車の購入に係る売買契約について    議案第62号 令和4年度凍結防止剤散布車購入に係る売買契約について    議案第63号 令和4年度安曇野市営住宅穂高団地(23号から34号)改修工事請負契約について    議案第64号 令和4年度債務負担行為 三郷西部認定こども園建設事業 建築主体工事請負契約について第6 委員会審査報告    議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)第7 委員会審査報告の審議    議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)第8 議員提出議案の審議    議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書第9 議員の派遣について---------------------------------------出席議員(22名)   1番  矢澤毅彦       2番  中村芳朗   3番  大竹啓正       4番  増井裕壽   5番  岡村典明       6番  辻谷洋一   7番  橋本裕二       8番  臼井泰彦   9番  小林陽子      10番  松枝 功  11番  竹内秀太郎     12番  中村今朝子  13番  林 孝彦      14番  井出勝正  15番  増田望三郎     16番  猪狩久美子  17番  召田義人      18番  内川集雄  19番  宮下明博      20番  小林純子  21番  一志信一郎     22番  平林 明欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長     太田 寛     副市長    中山栄樹  教育長    橋渡勝也     総務部長   平林洋一                  市民生活  政策部長   渡辺 守            山田真一                  部長                  保健医療  福祉部長   鳥羽 登            吉田美千代                  部長                  商工観光  農林部長   赤澤哲也     スポーツ   野口武史                  部長  都市建設            危機         今吉 聡            児林信治  部長              管理監  上下水道         堀内寅生     教育部長   矢口 泰  部長                  政策経営  総務課長   丸山修一            黒岩一也                  課長---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   沖 雅彦     次長     青木規素  議事係長   細田ユカリ--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(平林明) 令和4年6月22日水曜日、6月定例会最終日を行います。 音響システム不具合のため、固定カメラとマイクが使えません。マイクなしの発言をお願いします。 なお、あづみのテレビの撮影を議長により許可しておりますので、御了承願います。 ただいまの出席議員数は22名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 最初に、報告事項を申し上げます。 本日は、議案10件、陳情2件、追加議案5件、議員提出議案1件の審議を行います。 本日の議事は、お手元の議事日程第5号により進めてまいります。--------------------------------------- △発言の取消し ○議長(平林明) ここで、内川集雄議員から発言の取消しの申出がありました。 これを許します。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。 私の一般質問におきまして、皆様方に下線の部分の発言訂正、削除をお願いするところでございます。どうか御同意賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(平林明) お諮りいたします。この取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。     (「異議あり」の声あり) ○議長(平林明) 小林純子議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 今回の発言の取消しですが、プリントで頂きました。それを読みましても、何がどういう理由でこの発言を取り消すのかが全く理解できません。説明を求めます。 ○議長(平林明) ただいまの発言で、内川議員、申し述べることがございますか。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。 今、御質問いただきました。この下線の部分の1行目です。これは発言してよろしいんでしょうか。この辺のところが、1行目の文字からいって、1、2、3、点、何何何、丸。ここの部分が誤解を招く、そういうことであります。そのことにより、発言を削除させていただきたい、そういうお願いであります。 以上です。 ○議長(平林明) 小林純子議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 誤解を招くということでしたが、ますます発言の取消しの趣旨が分かりません。そういうことでしたら、もともとこういった配慮のない、熟慮のない発言について謝罪すべきではないでしょうか。そうでないとすれば、さらに説明を求めます。 ○議長(平林明) 取消しのことですので、ここで御異議がありますので、起立により採決いたします。 発言の取消し申出を許可することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、内川集雄議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。--------------------------------------- △議案第50号から議案第59号、陳情第2号及び陳情第4号の委員長報告 ○議長(平林明) 日程第1、議案第50号から議案第59号、陳情第2号及び陳情第4号の以上12件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました12件につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、付託先の委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 最初に、総務環境委員長小林陽子議員。 小林陽子委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 総務環境委員会委員会審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 総務環境委員長、小林陽子。 委員会審査報告書。 令和4年3月7日、本委員会に付託された陳情第2号及び令和4年6月13日、本委員会に付託された事件は、令和4年6月14日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙を御覧ください。 総務環境委員会審査報告。 議案第58号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)(総務環境委員会所管事項)。 審査結果です。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続きまして、継続審査になっておりました陳情第2号 常任委員会インターネット配信について。 審査内容です。 委員の意見交換として、次のような意見がございました。 議会運営委員会などで調査・検討する中で、県内の大半の議会においては録画による配信が行われている。ライブ配信は将来的に必要になってくると思うが、現時点では、当面は録画配信の方向で検討が進んでいる。 また、ライブ配信にはいろいろな環境整備が必要なため、すぐにできる状況にないことは理解しているが、近い将来の実現性を考えれば、ぜひ取り組みたいと思う。 また、委員会会場での傍聴とライブ配信とが大差ないと考えれば、できる限り早い段階でライブ配信できるように、議会としても努めていくことが市民のためではないかと思う。 また、実際に映像配信しているほかの市議会も、テロップが入るとか、発言者がよく分かるとかということではない。インターネットでのライブ配信はまだ工夫が要るかもしれないが、できるのではないかと思う。ただ、きちんと配信していくには、施設設備の改善等が必要なので、即にはできないと思う。 また、まずは固定カメラによる録画配信がスムーズにできるように努力をしていくことが大事ではないかと考える。 また、陳情者は、ライブ配信を基本にしてほしいということだが、会期中に3つの常任委員会が同時に開催されることもあり、3つの委員会のライブ配信が同時にできないということがある。 採択に反対の意見です。 将来、できるだけ早くインターネットによるライブ配信ができる方向で整備をすることについては、委員は同意していると思うが、今すぐにライブ配信を採用することは難しいと思うので、反対する。 また、行政を交えてよりよい方法を今研究している中で、まずは固定カメラによる録画配信の方法でよりよい方向性を探っていくことが大事である。その次にライブ配信ということが必要だと思うので反対する。 また、この陳情によって、議運で検討し、全協で研修するなど、よいきっかけになっていると思うが、ライブ配信と録画配信の2つの陳情内容について、ライブ配信が今すぐにできないという中でこの陳情を採択して、そのままできるまで取り組めないというのは、この陳情の趣旨と違うと思うので反対する。 採択に賛成の意見です。 ライブ配信は、今すぐ行うには困難な状況だが、近い将来には、ライブ配信を含めて議会としてインターネットを利用し、広く市民の皆さんに傍聴していただける環境を整えなければいけない。ライブ配信は今できないからという判断ではなく、できるように議会としては力を入れていくということを含めて賛成する。 また、インターネットによる即ライブ配信というのは難しいと思うが、委員会の雰囲気や様子は現状でも伝えられると思う。議会としての前向きな姿勢を示していくためにも賛成する。 また、まずはアーカイブ配信をなるべく早い議会で取り組み始め、その中からリアルタイム配信も見据え、そこに向けて取り組んでいくということで賛成する。 審査結果です。 上記のような議論があり、採決を行った結果、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が裁決し、不採択すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 次に、福祉教育委員長、林 孝彦議員。 林委員長。
    福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 令和4年6月22日、安曇野市議会議長、平林 明様。 福祉教育委員長、林 孝彦。 委員会審査報告書。 令和4年6月13日、本委員会に付託された事件は、令和4年6月15日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により、報告します。 次の紙を御覧ください。 福祉教育委員会審査報告。 議案第50号 安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例、議案第51号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、議案第58号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)(福祉教育委員会所管事項)。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第57号 安曇野市学校施設使用条例の一部を改正する条例。 審査内容。 原案に反対の意見。 1つ、公共施設の利用料の徴収は受益者負担ということになっていると思われるが、市の文化・スポーツを担っている方々が、使いたくても使えないような状況を生むということは、まさに不公平を生むという意味で、利用料の設定は非常に重大な問題である。今のように余裕のない社会において、利用したくても利用する暇もお金もないという人も当然いるわけで、そういう方々にしっかり配慮した市政をやってもらいたい。 1つ、照明料を取らないということについては、非常に画期的なことで評価したいが、市民説明会の参加人数が非常に少なかった。オミクロン株が拡大していった時期と重なって致し方ないとはいえ、市民の立場に立った姿勢が不十分である。 原案に賛成の意見。 1つ、市民説明会は参加人数は少なかったが、活発に質問されていた。担当課は質問に対し、丁寧に説明をしていた。 1つ、受益者負担という話があったが、利用者負担という部分がある。これは学校の施設であり、市の持っているスポーツ施設ではないので、区別するべきかと思う。学校教育管理上支障があると認めるときは貸さないということも定めているので、この改正は問題がないと思う。 1つ、使用料については、改正により校庭使用分は値上がりしたが、一方で照明代がゼロ円になっている。体育館使用分に関しては値下がりしている。市民の方にも大きな負担をかける変更ではない。 審査結果。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、経済建設委員長、中村今朝子議員。 中村今朝子委員長。 ◆経済建設委員長(中村今朝子) それでは、経済建設委員会の審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 経済建設委員長、中村今朝子。 委員会審査報告書。 令和4年6月13日、本委員会に付託された事件は、令和4年6月16日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 経済建設委員会審査報告。 議案第52号 安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設条例の一部を改正する条例、議案第53号 安曇野市南小倉林業研修集会施設条例を廃止する条例、議案第54号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例、議案第55号 室山アグリパーク条例の一部を改正する条例、議案第56号 安曇野市都市公園条例の一部を改正する条例、議案第58号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)(経済建設委員会所管事項)、議案第59号 市道の認定について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続きまして、陳情第4号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書。 審査内容です。 採択に反対の意見。 ・需要・供給で価格が決まる自由経済の中で、中小企業への現実的な支援の策がないまま、最低賃金1,500円以上となれば地方の飲食業もはじめ、中小、特に零細企業はやっていけないところのほうが増えると思う。しかし、若い労働者の都市部への流出を防ぐため、全国一律制を目指すということは必要だと思うが、最低賃金1,500円以上というのは現実的ではないため反対する。 ・1,500円という金額に違和感がある。中小企業の起業者へ非常に重たい精神的な打撃になる。また、企業進出を図る事業者も、二の足を踏んでしまうと思うので反対する。 採択に賛成の意見です。 ・経済は継続的な企業支援があって初めて最低賃金の上昇が望めるものだと思う。賃金と生産性の労働分配率は、最低賃金が最高の東京が1,041円、最低の県が820円なども生産性の差が原因だと思う。これを解消するためには、まずは政府の地方への投資が必要だと考える。それによって地方の需要の増加が見込めれば、次は民間の投資も拡大して生産性は高まると思うため賛成する。 ・最低賃金を1,500円以上目指すと内容は、単に最低賃金を上げてほしいと言っているだけではない。日本の大半を占めるその中小企業に対しても支援をして、賃金を上げられる施策をセットで求めている。陳情の趣旨では、政府による助成や融資や仕事おこし、単価改善につながる施策の拡充、大胆な財政支出など具体的である。また、下請企業への単価の削減や賃上げを押しつけないようにという公正取引ルールが実施されるような指導も必要だとしており、地域経済を回していくことにもつながっていくと思い賛成する。 ・今はコロナやロシアのウクライナ侵略等による物価高騰、資材の高騰があり、この苦境を乗り切るためには、賃金、給与、最低賃金を上げていくという方向が望ましいと思う。最低賃金1,500円以上というのは、中小企業の経営者のことを考えると、とても大変だろうとは思うが、陳情書の意見書の中でも、「最低賃金1,500円以上を目指すこと」と表記されている。また、中小企業に対する減税、それから社会保障料の負担減等で中小企業の経営者に対する経営が継続できるような支援というものもセットとしている。きちんとした経済をつくっていくには、1,500円ぐらいの額を目指すということは妥当だと思う。今現状・世情を考え賛成する。 審査結果です。 上記のような願意は認められないとする意見がありましたが、採決を行った結果、願意妥当とする意見多数で、採択すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で、各委員長の審査結果の報告が終わりました。--------------------------------------- △議案第60号から議案第64号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第2、議案第60号から議案第64号までの以上5件の追加議案を一括議題といたします。 最初に、議案第60号について、提案理由の説明を求めます。 平林総務部長。 ◎総務部長(平林洋一) 議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 今回の補正予算は、主に原油・物価高騰の影響を鑑みまして、市民の負担を軽減するための経費などについて、追加の補正予算をお願いするものです。 議案書により説明いたします。また、補正予算説明書を併せて御覧をいただきたいと思います。 議案書1ページを御覧ください。 今回の補正予算では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億700万円を追加し、432億7,900万円とするものです。 2ページからの歳入をお願いします。補正予算説明書は10ページからとなります。 15款1項国庫負担金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金の増額、2項国庫補助金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの増額です。 16款2項県補助金は、農作物の産地パワーアップ事業の実施に伴うものです。 19款2項基金繰入金は、財源調整のため、財政調整基金からの繰入れです。 以上が歳入の概要です。 続きまして、歳出です。 議案書は3ページ、補正予算説明書は12ページからとなります。 3款1項社会福祉費は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業の増額です。2項児童福祉費は、公立・私立の認定こども園認可外保育等において食材費の高騰に影響されず、栄養価を下げないおいしい給食の継続的な提供に必要な費用の増額です。 4款1項保健衛生費は、新型コロナワクチン4回目の追加接種による増額です。 6款1項農業費は、産地パワーアップ事業の実施による増額です。 7款1項商工費は、新型コロナウイルス感染症対策事業の一環として、事業者の皆様に対し、燃料費の高騰分に対する補助を行うための増額であります。 10款1項教育総務費及び4項幼稚園費は、先ほどの認定こども園等と同様に、市内小・中学校、幼稚園の給食において、食材費の高騰に対する支援を行うものであります。 最後に、補正予算説明書22、23ページの給与費明細書でございます。 臨時的な国庫補助事業の実施に伴う正規職員の時間外勤務手当の増額並びに会計年度任用職員の報酬の増額でございます。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、議案第61号から議案第64号までの以上4件について、一括して提案理由の説明を求めます。 平林総務部長。 ◎総務部長(平林洋一) それでは、議案第61号について御説明いたします。 令和4年度安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車及び指揮広報車の購入に係る売買契約を締結するため、関係法令の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 契約の目的などにつきましては、議案書記載のとおりです。 次に、議案第62号です。令和4年度凍結防止剤散布車購入に係る売買契約を締結するため、議会の議決を求めるものであります。 契約の目的などにつきましては、議案書記載のとおりです。 次に、議案第63号です。令和4年度安曇野市営住宅穂高団地(23号から34号)改修工事請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものであります。 契約の目的などにつきましては、議案書記載のとおりです。 最後に、議案第64号です。令和4年度債務負担行為 三郷西部認定こども園建設事業 建築主体工事請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものでございます。 契約の目的などにつきましては、議案書記載のとおりであります。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 以上で説明は終わりました。---------------------------------------議員提出第6号の上程、説明 ○議長(平林明) 日程第3、議員提出第6号を議題といたします。 これより議員提出第6号について、提出者から説明を求めます。 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩久美子です。 それでは、提案説明を行います。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書。 地方自治法第112条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 本日付です。安曇野市議会議長、平林 明様。 提出者、安曇野市議会議員猪狩久美子。賛成者、安曇野市議会議員、松枝 功。 宛先です。内閣総理大臣厚生労働大臣、中央最低賃金審議会会長。 それでは、意見書の提案説明を読み上げて提案に代えたいと思います。 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書(案)。 新型コロナの感染拡大により、中小零細企業を中心に大きな打撃を受けている。また、景気の悪化で失業や労働時間削減に追い込まれているのが、最低賃金近傍で働くパートや派遣、契約など非正規雇用やフリーランスで働く労働者となっている。 この難局を乗り越えるには、GDPの6割を占める国民の消費購買力を引き上げること、賃金の底上げを図ることが不可欠である。格差と貧困を縮小するためには、最低賃金大幅引き上げと地域間格差をなくすことがこれまで以上に重要になっている。 2021年の地域別最低賃金改定は、最高の東京で時給1,041円、長野県では877円、最も低い県では820円に過ぎない。毎日8時間働いても年収140万~180万円である。最低賃金法第9条3項の「労働者の健康で文化的な生活」を確保することはできない。さらに地域別であるがゆえに、長野県と東京都では、同じ仕事でも時給で164円もの格差がある。若い労働者の都市部への流出が、地域の労働力不足を招き、地域経済の疲弊につながっている。自治体の税収が減少し、行政運営にも影響がでている。全労連の調査では、健康で文化的な生活をする上で必要な最低生計費に、地域による大きな格差は認められない。若者1人が自立して生活するうえで必要な最低生計費は全国どこでも月24万円(税込み)の収入が必要との結果である。 世界各国の制度と比較すると、日本の最低賃金は、OECD諸国で最低水準であり、ほとんどの国で、全国一律制をとっている。そして、政府として大胆な財政出動を行い、公正取引ルールを整備するなど具体的な中小企業支援策を確実に実施し、最低賃金の引き上げを支えている。日本でも、中小企業への具体的で十分な使いやすい支援策を拡充する必要がある。 労働者の生活と労働力の質、消費購買力を確保しつつ、地域経済と中小企業を支える循環型地域経済の確立によって、誰もが安心して暮らせる社会をつくりたいと考える。 そのために、最低賃金の抜本的な引き上げと全国一律制にしていくことを要望する。 以上の趣旨より、下記の項目の早期実現を求め、意見書を提出する。                   記 1.政府は、労働者の生活を支えるため、最低賃金1,500円以上をめざすこと。 2.政府は、最低賃金法を全国一律最低賃金制度に改正すること。 3.政府は、最低賃金の引き上げができ、経営が継続できるように、中小企業への支援策を最大限拡充し、国民の生命とくらしを守ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 本日付、宛先は関係機関です。安曇野市議会議長名となっています。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(平林明) 以上で説明は終わりました。 これより委員会審査報告、追加議案、議員提出議案に対する質疑の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑を通告されますか。     (「はい」の声あり) ○議長(平林明) ここで、暫時休憩いたします。 質疑の通告をされる方は、所定の通告書に記載の上、本日10時50分までに提出願います。 会議の再開時間は追って連絡いたします。                             (午前10時31分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                             (午前11時25分)--------------------------------------- △議案第50号から議案第59号、陳情第2号及び陳情第4号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第4、議案第50号から議案第59号及び陳情第2号及び陳情第4号の以上12件を一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第50号から議案第57号までの以上8件の条例議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 議案第57号について、討論の通告者は2名でございます。 最初に、8番、臼井泰彦議員、発言を許します。 臼井議員。 ◆8番(臼井泰彦) 8番、臼井泰彦です。 議案第57号 安曇野市学校施設使用条例の一部を改正する条例に賛成の討論をいたします。 私は、6月15日に行われた福祉教育委員会において、本議案について幾つかの質問を行いましたが、執行部答弁に対するさらなる質問が不十分であったため、反対の討論を行いました。 また、本議案が経済建設委員会において審議された議案第54号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例に倣って料金の改定を行ったためか、本条例に関わる私の基本的な質問に執行部がすぐに答弁できないことが何度かあった問題を指摘するとともに、議案説明の受益者負担、負担の公平性の確保、受益者負担割合については今後も議論が必要と考えます。 しかしながら、本条例によって夜間照明使用料をなくすと、夜間の施設使用料が大幅に引下げとなり、昼間の使用料との公平性が図られること、また、一部施設の使用料の引上げは、施設による公平性を保つためであると理解できるので、本議案に賛成いたします。 ○議長(平林明) 次に、原案に反対の討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 続いて、13番、林 孝彦議員、発言を許します。 林議員。 ◆13番(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 議案第57号 安曇野市学校施設使用条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論をいたします。 施設を利用する人としない人の負担を公平性の確保の視点から、市の減免基準に沿い、学校施設の使用料を見直しています。体育館、講堂の使用料は現状維持とし、校庭の使用料は激変緩和措置の対策を踏まえ算出し、照明の料金は施設の使用料に含むものとしていますので、この改正は問題がないと思います。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第57号 安曇野市学校施設使用条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。 次に、ただいま議題となっております議案第50号から議案第56号までの以上7件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第50号 安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例、議案第51号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、議案第52号 安曇野市三郷小倉多目的研修集会施設条例の一部を改正する条例、議案第53号 安曇野市南小倉林業研修集会施設条例を廃止する条例、議案第54号 安曇野市体育館施設条例の一部を改正する条例、議案第55号 室山アグリパーク条例の一部を改正する条例、議案第56号 安曇野市都市公園条例の一部を改正する条例、以上7件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第53号、議案第54号、議案第55号、議案第56号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第58号 補正予算議案1件について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第58号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第58号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第59号、その他議案1件について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第59号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第59号 市道の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、陳情第2号、陳情第4号の以上2件の陳情について一括して審議します。 これより質疑に入ります。 委員会審査報告に対する質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 陳情第4号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 11番、竹内秀太郎議員。 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 11番、竹内秀太郎です。 私は、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書について、委員会審査での審査内容について質問をさせていただきます。 私も、先進諸国の2分の1の水準にまでなっている賃金を上げることが必要と考えます。 そこで、陳情書が求めている賃金を上げる、その方策を中心に質疑応答がされたかについて委員長に伺います。 1つ、陳情書では、中小零細企業支援が必要とし、政府による助成や融資、仕事おこしや単価改善など、大胆な財政支出が求められるとしています。しかし、本来は企業努力によって労働生産性を上げて、より高い賃金を支払えるようにすることが必要と考えます。そうしないと、日本企業の国際競争力はますます低下して、先進国との賃金格差が拡大してしまうことになると思います。 そこで、伺います。 1つとして、労働生産性を上げるための支援策について、具体的に検討されたでしょうか伺います。 2つとして、労働生産性を上げる検討をせずに、政府の大胆な財政出動で最低賃金1,500円を目指したときには、現在の中小零細企業の実態からして、政府は毎年何兆円あるいは何十兆円の財政出動、あるいは現金給付が必要になると考えたんでしょうか、伺います。 3としまして、早期実現を求めるとしていますが、具体的に何年後か確認されたでしょうか。 以上について伺います。 ○議長(平林明) 中村経済建設委員長。 中村今朝子議員。 ◆経済建設委員長(中村今朝子) それでは、陳情第4号について、経済建設委員会の審査内容についてお答えをさせていただきます。 3点、御質問をいただきました。 まず、1点目の労働生産性を上げるための支援策について検討されたかということですけれども、特にそういう意見、特にされませんでした。 2点目の政府が毎年どのくらいの財政出動が必要になるか考えたかという御質問ですけれども、特にその質問内容についての質疑や意見等は出ておりませんでした。 また、3点目の、具体的に何年後か確認しているでしょうかという御質問ですが、特に何年後というような確認はしておりません。 以上でございます。 ○議長(平林明) 竹内議員、よろしいですか。 ◆11番(竹内秀太郎) はい、結構です。 ○議長(平林明) 以上で通告による質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 陳情第2号について、討論の通告者は2名でございます。 最初に、20番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 陳情第2号 常任委員会インターネット配信について、原案採択に賛成の立場で討論いたします。 平成27年に安曇野市議会がさらに市民に開かれた議会、市民参加を推進する民主的な議会となるよう、各委員会の生中継(放送)を実施されることを求める陳情が提出されたものの、審査未了となったことがありました。 このとき採択とならなかった理由は、委員会室として使っている共用会議室がカメラ等の中継用機材を入れるには狭く環境的に整わない、委員会の生中継をしたいのはやまやまだが、すぐにはできないというものでした。 あれから7年、もはや環境面、技術面で即時対応ができる状況にないと言っている場合ではないと思います。 議会は本会議、常任委員会のほか、全ての会議を原則公開としています。本会議においては、既にインターネットによるライブ配信アーカイブ配信が行われています。3常任委員会インターネットによるライブ配信にも当然に取り組まなければならない最優先課題です。環境面、技術面で即時対応できる状況にないとしても、そこを変えていこうとする熱意がある安曇野市議会なのですから、まずは本陳情を採択し、積極的に取り組む姿勢を見せるべきであると考えまして、採択に賛成いたします。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、原案に反対の討論はありませんか。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。 私は、陳情第2号 常任委員会インターネット配信について、反対の立場で討論させていただきます。 このインターネットライブ配信、今賛成の御意見がございました。趣旨的には賛成する部分もあろうかと思いますが、本来、議会改革の一環として、安曇野市の議会改革度アップにつなげようというものであります。 今、ライブ配信、先ほど賛成討論の中にございました。コロナ禍で会場も変わりました。そして、ライブ配信する施設等々、これには費用がかかります。この辺のところをどのように考えているのか。そして、他の自治体もライブでなく録画配信をしているところもあります。私も拝見させていただきました。本当にこれで市民の皆さんが、委員会に対して、私は基本的な考えは、委員会の皆さんが、委員会で多くの皆さんが足を運んでいただいて、議員の発言、そしてその場の雰囲気、審査状況をしっかり皆さんに見ていただくというのが私は基本だと思います。 今日も、傍聴は今1人です。ライブ配信をするようになったら、ますます遠のいて、一部分しか市民の皆さん、感じ取ること、見ることができないと私は思います。本当にこれでいいんでしょうか。 議会改革度を上げるときには、私たちはそんなことよりもっとお金をかける、これは費用対効果です。費用をかけて、どれだけの皆さんに安曇野市の議会議員が市民に訴え、市民の皆さんがどれだけ関心を持つか、これ検証も何もできていない。それで議会改革を進めよう、その中でライブ配信しよう、私はこれはまだ時期尚早であり、難しいと感じております。したがって、私は反対討論させていただきました。 以上です。 ○議長(平林明) 続いて、16番、猪狩久美子議員、発言を許します。 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩久美子です。 陳情第2号 常任委員会インターネット配信について、賛成の立場で討論を行います。 民主的な議会運営を確保するために、議会が市民に開かれたものになっています。安曇野市議会基本条例においても、前文に、「市民に開かれた議会、市民参加を推進する民主的な議会の実現を目指すことを決意する」と書かれています。第1章第2条1では、透明性を確保し、公平、公正かつ民主的で、市民に開かれた議会を目指すこと、6項目めでは、市民の傍聴意欲を高め、市民の参加機会を拡充する議会運営に努めること。第3章では、市民と議会の関係のところでは、第6条2項でも、全ての会議を原則公開としと、繰り返しここでも強調しているわけです。 既に本会議はインターネット配信がされています。3常任委員会も当然のことながら、インターネット配信がされるべきと考えます。ネット配信の環境が十分整っていないということで、公開の原則を後退させてはならないと思います。傍聴に直接足を運べない方も、市民の中にはいらっしゃると思います。 市民の要望に応えるべく、今できることから始めていくという、前向きの姿勢を示すべきと考え、この陳情に賛成いたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 中村芳朗議員。 ◆2番(中村芳朗) 2番、中村芳朗です。 陳情第2号 常任委員会インターネット配信について、陳情に対する反対討論をいたします。 この陳情の趣旨を読ませていただき、じっくりと分析をさせていただきました。3常任委員会も、本会議と同じように市民の皆さんにリアルタイムで見ていただきたいというのが1点と、ライブ配信後のアーカイブ配信をしていただきたいという趣旨であります。 現在の機器の状況など環境面から、今すぐにライブ配信ができない状態は、議員の皆様も理解していると思っています。この陳情に出されたことにより、議会運営委員会での検討、インターネット配信の議員研修を行うなど、様々な検討が現在されています。 また、もう1点、問題があると思います。本会議の開催中、暫時休憩して3つの常任委員会が同時に開催されることがあります。そうすると、ライブ配信が同時にできません。この問題をどうするかなど、配信環境を検討することが必要ですし、費用の問題も解決していません。 出されている陳情内容は、趣旨としては賛成ですが、ライブ配信が今すぐできない状況でこの陳情を採択してよいのか疑問です。議会としても、現在配信方法など様々な検討をしているところであります。その状況において採択するには、時期尚早と考え、この陳情に反対いたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増井裕壽議員。 ◆4番(増井裕壽) 陳情第2号 常任委員会インターネット配信について、賛成の立場から討論いたします。 昨今、行政のデジタルトランスフォーメーション、いわゆるDXがトレンドとなっていますが、この安曇野市においても、太田市長の主導によって行政のICT化、DX化の推進が図られています。 子供たちが当たり前のようにデジタルツールを使いこなすデジタル社会において、安曇野市議会としても、このデジタル化の波に取り残されることのないよう、できることには取り組んでいく必要があると思います。 導入に当たっての費用面などの諸課題はありますが、時間と予算を費やしても、安曇野市政の様子を広く市民に公開することは、何としても実現したいテーマと私は位置づけています。特に、本陳情書に求められている委員会審査は、安曇野市議会の中で重要な政策議論の場となっていると認識しています。議会の情報公開と若者世代をはじめとした市民の政治参加の推進を図るため、委員会のインターネット配信に賛成いたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 次に、陳情第2号 常任委員会インターネット配信についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立少数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第2号は不採択と決しました。 次に、ただいま議題となっております陳情第4号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、陳情第4号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第4号は採択されました。 ここで、昼食のため暫時休憩いたします。 再開時間は午後1時ちょうどからといたします。                             (午前11時52分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- △議案第61号から議案第64号の質疑、討論、採決、議案第60号の委員会付託 ○議長(平林明) 日程第5、議案第60号から議案第64号までの以上5件の追加議案を一括議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議案第61号から議案第64号までの以上4件は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議案第61号、議案第62号、議案第63号、議案第64号は、委員会付託を省略することに決しました。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議案第61号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第61号 令和4年度安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車及び指揮広報車の購入に係る売買契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第62号について討論に入ります。 まず、原案に反対議員の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第62号 令和4年度凍結防止剤散布車購入に係る売買契約についてを採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第63号について討論に入ります。 まず、原案に反対の議員の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第63号 令和4年度安曇野市営住宅穂高団地(23号から34号)改修工事請負契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第64号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第64号 令和4年度債務負担行為 三郷西部認定こども園建設事業 建築主体工事請負契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。 これより委員会付託を行います。 議案第60号につきましては、お手元の議案付託表のとおり、福祉教育委員会、経済建設委員会へ付託します。 この際、お諮りいたします。ただいま付託いたしました議案につきましては、会議規則第44条第1項の規定により、本日午後3時ちょうどまでに委員会審査を終わるよう期限をつけることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま委員会付託いたしました議案については、本日午後3時ちょうどまでに委員会審査を終わるよう期限をつけることに決しました。 ここで、福祉教育委員会、経済建設委員会を開催するため、暫時休憩といたします。 再開時間は追って連絡いたします。                              (午後1時06分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後2時20分)--------------------------------------- △議案第60号の委員長報告 ○議長(平林明) 日程第6、議案第60号を議題といたします。 ただいま議題といたしました議案第60号につきましては、福祉教育委員会、経済建設委員会に付託してあります。 よって、各委員長より審査結果の報告を求めます。 初めに、福祉教育委員長、林 孝彦議員。 林委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 令和4年6月22日、安曇野市議会議長、平林 明様。 福祉教育委員長、林 孝彦。 委員会審査報告書。 令和4年6月22日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 次のページを御覧ください。 福祉教育委員会審査報告。 議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)福祉教育委員会所管事項。 審査結果。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、経済建設委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。 ◆経済建設委員長(中村今朝子) それでは、経済建設委員会の審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 経済建設委員長、中村今朝子。 委員会審査報告書。 令和4年6月22日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 経済建設委員会審査報告。 議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)経済建設委員会所管事項。 審査結果です。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で、各委員長の審査結果の報告が終わりました。 ここで、委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告について、確認させていただきます。 どなたか、質疑及び討論を通告されますか。     (「意見についてはあります」の声あり) ○議長(平林明) ありますので、これより委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告を行うため、暫時休憩いたします。所定の通告書に記載の上、本日2時40分までに提出願います。 会議の再開時間は、追って連絡いたします。                              (午後2時23分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を再開します。                              (午後3時10分)--------------------------------------- △議案第60号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第7、議案第60号を審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員長報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第60号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより議案第60号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。---------------------------------------議員提出第6号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第8、議員提出第6号を議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 議員提出第6号について、質疑の通告者は2名でございます。 初めに、11番、竹内秀太郎議員、発言を許します。 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 11番、竹内秀太郎です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に対して質問させていただきます。 まず、意見書では、OECDのほとんどの国で政府として大胆な財政出動を行い、中小企業支援策を確実に実施し、最低賃金の引上げを支えていると述べています。 そこで、具体的に伺います。大胆な財政出動の内容について教えてください。 2つ目として、OECD諸国の平均的なデータとして、企業が支払う賃金と国が決めている最低賃金はどのぐらいで、その差額はどのぐらいになっているでしょうか。また、その差額は国が現金給付などをしているのでしょうか、伺います。 2つ目に早期実現を求めるとしていますが、1,500円以上の時期は何年後をめどに考えているのでしょうか、伺います。遠い将来の目標であれば市民に対して無責任と考えますが、いかがでしょうか、伺います。 3として、中小企業への具体的で使いやすい支援策を拡充するとしていますが、支援策で、企業が1,500円支給できないときは国の現金支給を考えているのでしょうか。そして、その金額は最大何兆円ぐらいになると試算をしているのでしょうか、伺います。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(平林明) 猪狩議員、よろしいですか。 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 今の竹内議員の質問にお答えいたします。 1番の①の大胆な財政出動の内容についてですけれども、この陳情者は自民党の最低賃金一元化議員連盟の提言を例に出していました。今ある内部留保に毎年0.5%程度の課税をして、仮にその内部留保が450兆円とすれば2兆2,500億円程度の財源が確保できる、それを使って最低賃金の引上げ、そして一元化に向けて努力をするという、こういった内容を紹介しています。 それから、②番のOECD諸国の平均的データとしてというこの質問ですけれども、陳情者からは何国かの最低賃金についてのデータを示していただきました。ドイツについては、今年10月から12ユーロ、日本円にして1,683円です。イギリスについては、4月から9.5ポンド、1,520円にするということで、フランスは、日本円にしますと1,521円になっているという、こういったデータが示されました。 その後の最低賃金はどのぐらいで、その差額と、それからその差額は国が現金給付しているのでしょうかということについては、陳情者も触れていませんので、ここでは分かりません。 それから、2番目の早期実現を求めているとしていますが、1,500円以上の時期は何年後を目途にしているのかということですけれども、陳情書によりますと早期実現というふうになっていますので、その願意に沿っていきたいと思っております。 それから、3番目の中小企業への具体的で使いやすい支援策拡充ということで、企業が1,500円支給できないときは、国は現金給付を考えているのでしょうかということについては、この現金給付ということについては陳情者は触れていません。ただ、中小企業が実際に役立つような減税措置や社会保険料の負担軽減などを行って環境を整えるべきだという、中小企業家同友会の提案を紹介しています。陳情者としても、中小企業にいきなり最低賃金の引上げだけを言っても、無理もあるし難しいというふうにおっしゃっていました。その上で、①でお話ししたような大胆な財政出動でも述べましたけれども、大企業の内部留保を活用するのも一つの方法ではないかということも言っております。要請項目にはそのことは入れていませんけれども、事業を継続できるような施策を講じていただきたいというふうに結んでいます。 それから、最大何兆円ぐらいになると試算しているのでしょうかということについては触れていませんので、ここではお答えできません。 以上です。 ○議長(平林明) 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 今お答えをいただきました。 今私が質問させていただきましたのは、議員提出をしていただいた議員の方にお聞きをしたわけです。別途、陳情者の考えや意見じゃなくて、この最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書を提出された同僚議員の方の考えをお聞きしたと、こういうことです。 したがって、先ほどからお話しありましたけれども、陳情書の陳情者では、OECD諸国ではどのぐらいの差があるとか分からないとか、あるいは、その実施時期については早期というだけであって、いつからいつまでということも示されていないと。それから、平均賃金1,500円支給にならないようなときには、すぐには1,500円ということは難しいと言っていると。あるいは、その財源としては内部留保を当てにしていると。しかし、現実問題として、中小零細企業はそれだけの内部留保を持っている企業は少ないというのが実態だと思います。 それから、1,500円払えないときには現金給付のようなものを考えているかということですが、それには触れていないというようなことで、言っていること、内容がほとんど、ことごとくと言っていいぐらい無責任な内容に基づいてこういう意見書を提出するということになりますと、国において果たしてこれはどのぐらい安曇野市議会として真摯に考えていただいて、それが実際に実施しようとする、そういう国の考え、意見が実際伝わっていっているのかどうか、大変私は難しく思います。 したがって、もう少し現実的なそういう内容の意見書をぜひ提出していただければというように思います。 したがって、今ちょっと分からないという点が幾つかありましたけれども、その点について再度検討した内容等について補足することがありましたらお願いをしたいと思います。 以上です。 ○議長(平林明) 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 委員会で、この陳情は経済建設委員会で審査をいたしました。陳情者の御意見を十分伺った上で、陳情者の含意を最大限考慮し、参考にして、こうした内容にいたしました。資料も出されまして、労働者の生計費などの資料も出されました。こうしたことを見ますと、やはり最低賃金の引上げという問題については、今ここでやはり出すべきだというふうに考え、議員提案をいたしました。 以上です。 ○議長(平林明) 竹内議員、よろしいですか。 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 最後になりますが、私の考え、気持ちを述べさせていただきます。 私は、先ほどもこれは陳情による第4号ですね、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情書、これに対してもこれを…… ○議長(平林明) 竹内議員に申し上げます。自分の意見ですので、質疑ですので、今は。申し訳ないですが、質疑ですので、質疑をお願いします。 ◆11番(竹内秀太郎) そのときにも申し上げましたけれども、自分も上げることは賛成だけれども、それは先ほども委員長からお話しありましたけれども、ほとんど委員会ではそれが議論をされていなかったと、そういうような答弁をいただいております。そういう中でこういう意見書が出てきたということについては、この第6号のこの意見についてどのようにお考えになっているのか、委員会ではほとんど審議がされなかったということですので、それについてどう考えているのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(平林明) 猪狩議員、よろしいですか。 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 十分議論はされなかったんではないかというお話ですけれども、委員長報告の中でもきちっと討論の内容が示されたと思います。賛成、反対の討論が示されたと思います。そして、陳情者からの請願趣旨、それから資料などを十分参考にしながら議論をした、そういった経過があるというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、19番、宮下明博議員、発言を許します。 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) 19番、宮下です。 議員提出第6号 「最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書」提出者の猪狩議員にお尋ねをいたします。3点ありますけれども、先ほどの竹内議員とダブる部分があるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。 1つ目の質問ですが、現在の地方の中小零細企業は、コロナ、またロシアのウクライナ侵略により非常に疲弊をしております。また、労働者も大変であります。大変でありますので、当然最低賃金の引上げは必要だと思いますが、まず、中小企業の支援を確実に行わなければ会社がもちませんので、中小企業への支援策の最大拡充とする現実的な具体策をどのように考えているのか、お聞きをいたします。 2つ目としまして、99%以上が中小企業で、大企業に近い中企業もありますが、現実的に支援される企業の線引きをどのように考えているのか、お聞きをいたします。 3番目になりますが、安曇野市の現状をどう捉えているのか。 以上3点、お聞きをいたします。 ○議長(平林明) 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 宮下議員の質問にお答えいたします。 まず、①番の「中小企業への支援策、最大限拡充し」というふうにありますが、陳情者のほうからは、中小企業支援の拡充で地域経済の好循環を実現するために4つの提言というのを話されました。宮下議員もお聞きになっているかと思います。1つは中小企業予算の増額、2つ目は中小企業への直接支援、3番目は公正な取引の実現、4番目は地域における有効需要、こうした4つの提案を支持したいと思っております。 それから、②番の99%が中小企業であるが、大企業に近い中企業もある。現実的な線引きについてですけれども、どのような中小企業であっても、中企業であっても、ためらうことなく賃上げができるように支援をするということではないでしょうか。線引きという問題ではありませんし、陳情でもここには触れてこなかったと思います。 3番目の現在の安曇野市の現状をどう捉えているかの質問ですが、賃金の状況なのか、中小企業の現状なのか、具体的な内容が分かりません。このことについての委員会での議論はなかったと思っておりますので、お答えはできません。 以上です。 ○議長(平林明) 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) お答えをいただきました。 1つ目の関係の中小企業への支援についてですが、先ほどの竹内議員に対しての答えもありましたが、自民党で5%税でということですが、これも現実的にそうなるのか、私は大変難しいのではないかと。やはり株主の関係がありますので、内部留保というのはなかなか簡単なわけにはいかないと思います。内部留保というのは、企業を守る資産でもあります。また、人材育成をし、まず日本の先進的な技術の開発に投資をしなければいけないと思っております。それを今までやってこなかったためにAI、ITの分野で世界に大幅に後れを取り、薬の関係でもいまだに国産ワクチンができない状態であります。早急にこの内部留保は未来へ向けての投資をすべきだと思いますが、その辺はどのように考えているのでしょうか。 また、99%以上全ての中小企業ということでありますが、先ほどからのお話で法人税、社会保険、厚生年金の負担を下げればいいということですが、それにこしたことはありませんし、そうできればそう願いたいわけですが、これは恐らく何十兆という税金を投入しなければかなわないことだというふうに思います。口で言うのはそういう言い方がありますけれども、現実的なことをしっかり考えて意見書を出すなら出していただきたいなと思います。 次に、安曇野市の現状です。飲食サービス業、また下請製造業などは、2年以上に及ぶコロナの影響に加え、ロシアのウクライナの侵略による最近の急激な物価高騰により非常に疲弊をしており、最低賃金2、3%の引上げでも大変だと聞いておりますが、その辺はどのように理解をしているのでしょうか。 私は、適正な値上げは必要だと考えますが、安曇野市の状況を見る限り、全国一律1,000円以上が現実的で、経済を混乱させない現在において最大限の目標だと思いますが、その辺はどうでしょうか。 以上3点、再質問です。よろしくお願いします。 ○議長(平林明) 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 宮下議員の質問にお答えいたします。 まず、先ほど支援策について4項目言わせていただきました。宮下議員のほうからは、先進的な技術を推進していくとか、そういったことが必要ではないかということですけれども、それは今までやはり自民党の政策の中でそういったことをやってこなかったという、技術を育てていくというようなことをやってこなかった、みんな技術者が海外に流出していってしまうというような状況をつくり出したことも一つには大きな問題になっているのではないかというふうに思います。 それから、税の投入のことですけれども、何十兆円の投入が必要ではないかと言っておりますけれども、防衛費に関して大きな出動があることを考えますと、やはりこうした国民の福祉、それから社会保障、そういったことに投入するのであれば、やはりそういった防衛費を削ってそちらに向けるという方向があるかと思います。防衛費に関しては何も言わないけれども、こうした社会保障に関しては、じゃ財源はどうするんだというような議論がされていることも納得いかないことです。 以上です。 ○議長(平林明) 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) 3回目になりますので、まとめて3回目を質問しますけれども、今防衛費という話が出ましたので、これにつきましては先進国の中で一番少ない防衛費でありまして、今現状の世界情勢を見る中で、自分の国は自分で守ると、国を守るということが一番今は大事な時期に来ております。この時期に防衛費を削るというような意見はとんでもない話だと私は思います。 いずれにしましても、そうは言いましても最低賃金は上げていかなければいけない状況でありますし、内容につきましてもほとんどがそのとおりだなという部分が多いわけでありますけれども、この1,500円という金額を提示、これは全国からいろいろな文書で出ておりますけれども、意見書が出ておりますけれども、1,500円を提示した市町村は本当に数少ないわけであります。この1,500円という現実的ではない、もし1,500円ということになれば、韓国やフランスもそうですけれども、急激に最低賃金を上げた結果、失業者が多発して大変なことになっております。経済の混乱を招く原因にもなります、急激な値上げというのは。 そういったことで、この記載の1項目めの1,500円以上、1項目めを削除して全議員が賛同できるような意見書で提出をしていただけたらと思いますが、その辺はどうでしょうか。あくまでもこのままで出したいということでしょうか。できれば削除して、この後の9月定例会でもまた出し直していただければいいと思いますが、その辺の考えをお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(平林明) 猪狩議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩です。 私が防衛費のことを出しましたら、宮下議員から防衛費についてありましたが、今の岸田首相はGDP比2%増ということを言っていまして、そうすると今の5兆円何がしの倍の金額になるということで、6兆円あれば社会保障だの、教育費だの、様々な分野で無償化ができる、国立大学の授業料の無償化だの、高校の無償化だの、それから給食費の無償化だの、そういった施策が幾らでもできる金額になっています。この6兆円というのを積み増しすることによって世界第3位ぐらいの防衛費の金額になる、軍事大国になってしまうのです。 1,500円の金額をおっしゃいましたけれども、1,500円を目指すというふうに言っています。あくまでも目指すというところを強調したいと思います。1,500円は現実的ではないということをおっしゃいましたけれども、陳情者から出された最低生計費について調査した結果が出されていましたけれども、全国一律どこでも1か月24万円程度の生計費がかかるという、そういった結果が出ております。これは労働者側から見れば、決して現実的ではなく、現実的な金額だというふうに言いたいと思います。 以上です。 ○議長(平林明) 以上で通告による質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 この際、お諮りいたします。議員提出第6号については、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり)
    ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議員提出第6号は、委員会付託を省略することに決しました。 次に、議員提出第6号について討論に入ります。 討論の通告者は2名でございます。 初めに、原案に反対の議員の発言を許します。 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 11番、竹内秀太郎です。 私は、最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に反対の立場で討論いたします。 私も、最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充については大変大賛成です。しかし、意見書の内容は、さきに審議した最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書の採択を求める陳情書とほぼ同じ内容になっています。企業が賃金を上げるのに必要な方策については抽象的で具体的に述べておらずに、政府の大胆な財政出動により最低賃金を1,500円に上げるという内容です。こんな方法で最低賃金を1,500円にしても、日本の企業の国際競争力はますます低下してしまうと思います。 日本の実質賃金はバブル崩壊以降、諸外国と比べてずっと低迷しています。この間の実質賃金低迷の要因とされていることについて専門家の方に聞いてみますと、設備投資意欲が停滞したために労働生産性が伸び悩んだと言われています。また、安価な非正規雇用などへのシフトが影響しているとも言われています。さらに、人材面においても優秀な人材は高額報酬を提示する海外企業に就職し、国内での人材育成については資金難から低迷しています。また、最近は画期的なイノベーションも生まれていません。日本が賃金低迷から脱するには、こうした賃金低迷の要因に正面から取り組む方策について積極的に支援していく施策が必要ではないでしょうか。 本来、最低賃金は企業努力により従業員や家族の暮らしを守るのに必要な金額を企業自ら稼ぎ出すことが必要ではないかと思います。現在、日本における賃金上昇には労働生産性の引上げが必要であり、そのためにはAIであるとかDXなどの先端技術の設備投資が不可欠であると言われています。こうした設備投資の支援と人材育成などについて、行政施策として意見書に前向きに取り入れていただくことはできないのでしょうか。 現状では資金低迷から脱する支援策が乏しく、労働組合連合会の陳情書に寄り添った、政府の大胆な財政支援により最低賃金を1,500円に上げるという内容については、先ほども述べましたように、中小零細企業の国際競争力をますます低下させてしまうと考えられます。 先ほどの質疑の中でも答弁がございましたけれども、この実施時期につきましても早期を目指すというだけであって、具体的な時期については示されておりません。 また、1,500円ということについても、今すぐに1,500円に引き上げるのは難しいと、そういうことを組合の皆さん方も言っていると、そんな答弁も聞かされました。 それから、大胆な財政出動ということも言っておりますけれども、これについては現金給付には触れていない、そんな答弁もございました。極めて不十分な内容の意見書であると言わざるを得ないと思います。 したがって、私は、この最低賃金を上げ、あるいは中小企業支援策を拡充するということには賛成ですけれども、この意見書については、今のようなことから反対をさせていただきます。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。 増井議員。 ◆4番(増井裕壽) 4番、増井裕壽です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書について賛成の立場で討論いたします。 ロシアによるウクライナ侵攻や急速に進む円安の影響を受けて、国内では政府が目標としていた2%のインフレを予期せぬ形で達成することとなり、身近なものの値上げが実際に相次いでいます。一方で相変わらず個人消費は停滞し、賃金も上がらないことで、日本経済はスタグフレーションの様相を呈しています。このような経済情勢からすれば、本意見書の示す最低賃金の引上げの必要性は一層高まっていると言えます。 昨今の時代背景から、政府与党内では最低賃金の引上げと全国一律化を進める議連が立ち上がっており、地元選出の代議士もそこに参加され、推進を図っているところです。議連でも指摘されているとおり、東京一極集中の是正と地方の労働者を豊かにする視点からも、最低賃金の引上げ及び全国一律化については賛同できます。 また、最低賃金の全国一律化によって地方の事業者の負担が一層増加し、さらに厳しい状況となることは明らかであり、それに伴うサービス低下や店舗閉鎖などによって地方で暮らす私たち生活者の負担となることは避けねばなりません。 3項目めにある賃上げに伴う事業者への支援策は、必ずセットで必要な部分を実施してもらう必要があります。諸課題の解決を踏まえた上での将来的な時給1,500円への引上げという目標設定にも賛意を示し、本意見書に賛成いたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 岡村議員。 ◆5番(岡村典明) 5番、岡村典明です。 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に反対します。 まず、最低賃金1,500円には現実味がありません。 次に、全国一律最低賃金制度には無理があります。 また、中小企業への支援ですが、1次産業の農家への支援も必要であり、産業全体のことを考えているのでしょうか。 具体的には、今、長野県の最低賃金は877円です。また、東京都の最低賃金は1,041円です。その差は164円です。長野県のここ数年の1年の賃金伸び額は、26円、27円、28円です。この164円の差を縮めるには、東京の最低賃金を上げないとみても6年かかります。明らかに全国一律最低賃金制度は、デスク上では可能なのかもしれませんが、現実においては厳しいものがあります。 次に、最低賃金1,041円の東京都と最低賃金820円の高知、沖縄の全国一律最低賃金についてですが、これには221円もの差があります。東京都の最低賃金を下げない限り無理であり、これは当然東京都としては不可能なお題目です。 以上2点の理由より、やはり全国一律最低賃金は無理だと思われます。 次に、最低賃金1,500円ですが、月額24万からの逆算、時給1,500円は理解できないことではないですが、こちらも現実味がありません。 一例として、月1,000万の売上げがある店舗を想定すると、適正人員は、月28万の社員が2名、また、パートさんは時給900円で週30時間労働が2名、また週20時間労働が3名くらいかと思われます。ここでの労働分配率は46から48%で、ほぼ健全経営です。そこでいきなりパートさんの時給を1,500円に当てはめると、労働分配率は59%から60%となり経営としてはレッドゾーンに入ってしまいます。その状況での改善は人減らしとなり、雇用された労働者はオーバーワークを生み、辞めていく労働者は再雇用先を探さなくてはいけません。また、お客様へのサービスは低下するのは目に見えており、現実的には考えることができません。 中小企業への支援ですが、事業復活支援金がありました。これからも中小企業への支援はあるかと思いますが、当然1次産業への支援もしなくてはなりません。それ以上にガソリンをはじめとする物価高騰への支援対策をしなくてはなりません。また、子育て世代、また、高齢者の皆さんへのフォローも大切です。この状況下では、中小企業への支援も一定のレベルまでかと思われます。 以上の点より、最低賃金1,500円、全国一律賃金制度、中小企業への支援、目標としてはよいことだと思いますが、やはり現実味がなく無理があると思います。世界と比べてとは言いますが、日本はここ30年大きく年収が伸びていないという現実があります。この現実を見て、最低賃金を1,500円ではなく、まず、長野県としては1,000円を目指すということが現実的であり、可能だろうという額であると思います。 以上の理由により、本意見書に反対します。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 橋本議員。 ◆7番(橋本裕二) 7番、橋本です。 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に賛成の立場から討論いたします。 まず、日本の食料自給率は現在4割を切っており、また、エネルギー自給率に関してはたった12%であって、今や生活の基盤を海外から買ってこないと回らないという状況にあります。 一方で、他先進国においては1,500円から1,700円といった水準の最低賃金が設定されており、また、それに見合った物価がグローバル市場に存在する以上、日本においても1,500円以上の最低賃金を目指すことは当然に必要だと考えます。 また、地域間格差をなくすため、そして安曇野にも若い人にどんどん来てもらわないといけませんので、全国一律最低賃金制度の導入を望みます。 賃上げの原資ですが、商品価格、サービス価格への転嫁と利益率の向上に求めるべきだと考えますが、中小企業の経営を安定させるためには、一定期間、支援策、激変緩和措置が必要であると考えます。長らくのデフレで安い価格にすっかり慣れてしまった日本ですが、例えば日本のラーメン、これアメリカに持っていくと2,000円とか3,000円で売られています。先日ちょっとお話ししましたが、日本は観光ランキングで1位になったりしています。なので、やはりジャパンクオリティーというのはあると思っていまして、世界相応に日本のいいものを高く売っていくということだと思います。 物価を上げることと賃上げというのは、やはり国で旗振って一斉に始めない限りは成立しないなと思っていまして、そういう意味からも国の主導を期待します。 以上、本意見書に賛同いたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 大竹議員。 ◆3番(大竹啓正) 3番、大竹です。 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に対しまして反対の立場から討論を行います。 この意見書に対しましては、非常に理想的であるとは思います。ですが、なぜ今なのかと、これを問いたいです。経済産業の構造的問題を精査し、あるいは労働市場の流動化、これを活性化する、この前にいろいろやることが山積しております。この1,500円を目指す、この数字というものは絶えず独り歩きをいたします。これによりまして中小企業の事業者も意欲が減衰します。それからまた、進出を予定しております事業者も二の足を踏みます。これは明白なことでありましょう。しかも、これを安曇野市議会が本意見書を採択する、これによりましてどれだけ大きな影響を与えるか、これを皆さんお考えいただきたい。この地域でこれを採択したことによって中小零細企業の方たちにどれだけ心理的圧力をかけるか、こういうことをいま一度考慮いただき、皆さんの決断をお願いしたいと。 こういった地域に与える影響を懸念する立場から、本意見書に対しまして反対の意思を表明するものでございます。 以上でございます。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 辻谷議員。 ◆6番(辻谷洋一) 6番、辻谷です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に賛成の立場で討論します。 新型コロナによる景気の停滞、経済回復のためにも最低賃金を1,500円以上目指すこと、これはあくまで目標値でございます。日当にすれば1万2,000円です。目指すことにより、国民の消費喚起を促すのは当然のことながら高い労働力を確保することにもなり、技術革新の進歩に直結し、デフレから脱却できない日本経済の高度化を促す原動力になると考えます。 さらに、最低賃金法を全国一律最低賃金制度にすることによって都心への労働力の流出も防ぐことができ、これから人口減少の社会において働き方改革によっても逆に地方への移住や労働力の向上も期待できます。 一方では、最低賃金の全国一律化によって地方の中小企業の負担も懸念事項ではございますが、経営が継続できるように中小企業への支援策を最大限拡充しとうたわれていることから、この意見書に賛成します。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 一志議員。 ◆21番(一志信一郎) 21番、一志信一郎です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に反対の立場で討論いたします。 まず、長野県の最低賃金の推移は、令和元年度848円、対前年比27円プラスです。令和2年度が849円、前年比プラス1円、それから令和3年度が877円、プラス28円というような現状であります。意見書の時給1,500円以上の全国一律に関しては、現在、東京で、先ほども言われていましたけれども時給1,041円、そして、最低の県は820円と開きがあります。やっと過去3年間でここまで到達したわけであります。 全国的なことは略しますが、安曇野市内の中小企業の経営状況を表すものの一つである市内企業の借入れ状況ですが、資金融資が令和3年度、件数が360件で融資額は約31億1,000万円であるということを聞いています。中小企業の経営は大変であると言われています。また、市の商工会はこのような状況下での経営分析において、原材料の高騰並びに製造原価がかさむ中、仮に賃金を上げれば経営分析上、より一層厳しいということを言われております。 このような中において全国一律の最低賃金、これは岸田首相は1,000円と言っておられますが、1,500円ということは大分かけ離れております。 よって、私はこの意見書に反対でございます。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 矢澤議員。 ◆1番(矢澤毅彦) 1番、矢澤毅彦でございます。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に賛成の立場で討論をさせていただきます。少々別角度から話させていただきたいと思います。 生活保護制度自体がおかしいという話ではございませんが、現行の制度上、最低賃金労働者より生活保護受給者のほうがお金を受け取れる、年収があるというのはおかしい構造であるという視点、論点があります。昨今の諸経費の高騰、物価への転嫁がしっかりとできていないなどという問題はあります。これらの問題解決は急務ではありますが、ただ一方で、働いた人が働いた分正当な賃金を受け取り、健康で文化的な生活を送ることも求められています。賃金の少なさ、年収の少なさからワーキングプアの問題、それがございます。結婚や子育てをちゅうちょしている若手世代も多くいます。本件は、成婚率や出生率の向上、将来の人口減少問題の解消、労働力の確保にもつながる話です。将来的に最低賃金1,500円以上を目指すというのは、一つの指標として理のあるものだと考えられますので、本議案に賛成とさせていただきます。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論は。 井出議員。 ◆14番(井出勝正) 14番、井出です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に賛成の立場で討論に参加します。 幾つかの質問で、るる述べられたことがあります。OECDの支援策どうなのか、確かに日本が大きく後れを取っているということは事実です。アメリカは540万人の労働者の賃上げを行いましたが、3年間にわたって中小企業に8,800億円の支出をしています。フランスはどうか。11.4%の賃上げをしましたが、これまた3年間から5年間かけて2兆2,800億円、きちんと中小企業を支えるために支出しています。日本はどうか。中小企業の予算、わずか174億円です。その一方で、大企業に対してはどうでしょうか。2012年から2020年にわたって、例えば某大手企業研究開発費だけで、この間何と8,000億円です。日米同盟を強調するならば、アメリカがやっていること、こういうことをこのときこそ模倣したらどうでしょうか。 安曇野市の実態はどうなっているかということで、一志議員のほうから中小企業の資金繰りの苦しさを訴えられました。私は、市民の生活の立場から訴えたいと思います。市の職員どうですか。735人定数だけれども、それを下回る正職員、それに近い会計年度職員、非正規雇用、ワーキングプアという感じが官制で行われている現実があるわけじゃないですか。 先日、年金の支給がありました。ボランティア活動に参加するお年寄りの方々が集まった会話です。0.4%引き下げられた、大変だ。肉も魚も買うことを我慢しなければいけない。これから夏野菜が取れるから、それでうちはしのぐと。それに対して、家庭菜園もないよという、そういうおうちもありました。 さらに、スーパーなどの値切りの時間、皆さん行ってみてください。それまで駐車場はがら空きのような状態があっても、その時間を目指して大勢の市民の皆さんが駆けつけています。先日行われたタマネギも、近隣のところからわざわざ買いにきてくださって、18日の午前中に完売というような状況です。 さらにまた、新規就農の皆さん、1次産業の支援どうするかという発言もありました。私の近くでも新規就農頑張っている、今一生懸命やっているんだけれども、自分、子供は1人、その1人の子供も大学生活ちょっと難しいという、そういうことが私たちの身近にある現実ではないでしょうか。 私を議会へ送り出してくれたときのお年寄りの方、どこのスーパーが1円安いかということを見て買い物していますよということを言ってくださいました。 ということで、1,000円なら賛成できると言いましたが、140時間で14万円しか月収はありません。1,500円、140時間でやっと21万円です。こういう立場からも、この議員提出議案、意見書採択をぜひお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 臼井議員。 ◆8番(臼井泰彦) 8番、臼井泰彦です。 議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書に賛成の立場から討論いたします。 先ほどの反対討論の中でも1,500円とか全国一律は現実的ではない、理想的だというような話がありましたが、これはもう陳情者の説明の中でもはっきりと最低生計費の試算調査からも、1,500円が東京など首都圏でも地方でも最低限、文化的な生活するためには必要だということがしっかり説明されています。じゃ、そのためにどうするかということを、やっぱり政治は考えなければいけないというように考えます。 全国一律についても、陳情者も出していましたが、自民党の国会議員有志による最低賃金の一元化推進議員連盟、これは地元から立候補して代議士になっている方が事務局長ですけれども、この21年ですが、昨年2月1日に「最低賃金のあり方に関する提言」、こういうものを出していて、これは参考になる、してもらいたいというようなことで政府にもこれを提出しているわけですけれども、全国一律化は経済理論としても政策理論としても適切であると。東京一極集中を是正する観点からも不可欠な政策であると、こう言っているんですね。 最近、安曇野市でも大型店、スーパーが進出して、そこの最低賃金レベルが今までの安曇野市内のレベルよりも高いものだから、そちらに雇用が流れていると。市内でもそういう状況ですから、全国的に見ればそれは明らかです。 次に、要望事項の3の中で最低賃金引上げと事業継続ができるような中小企業支援、これについてもさきの提言においては、地域における社会保険料の支払いを直接助成する等の方策も検討に位置すると、こういうことも検討してもらいたいということを言って、下請適正取引対策も重要と考えられる。特に中小企業事業者が労務コストを適正に価格に転嫁できる仕組みを整えることは不可欠であると、こう言っています。 また、直接助成については例を挙げて、先ほども提案者から説明がありましたが、10年程度の計画期間を設けて安定的に継続する支援策が必要であると。その場合の具体策として大企業の内部留保に注目するということで、450兆円を超える内部留保0.5%を毎年課税して財源を生み出すと。これも1%にすれば、現在の内部留保がさらに上がって484兆円とも言われていますので、500兆円とすると1%にすればこれが5兆円、2%とすれば10兆円の財源が生み出せるんですね。企業自ら努力によって賃上げができるように誘導していく施策が求められるというふうに、先ほども反対される方の意見もありましたけれども、この25年間でこの低賃金、賃金が上がらない、実質賃金がマイナス61万円という、その状況、さらにアベノミクスの9年間で内部留保が1.5倍に積み上げられたと。こういうようにただ放っておいては内部留保が積み上がるだけで、それが有効に使われないということは火を見るよりも明らかです。 したがって、こういうものもしっかり財源として検討されるようにということが提言でもされていますので、まさに政治の役割として、しっかり中小企業が不安にならないような支援策をするというように思います。 最後に、賃金を上げることで国民の購買力が上がり、消費が拡大し活発化し、経済の好循環をつくることで、この30年間、賃金が上がらない国、成長できない国を変える最低限やるべき、そして最大の効果がある施策である、これが最低賃金1,500円の引上げであるというように考えまして、賛成の討論といたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) ありませんね。 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議員提出第6号 最低賃金の改善と中小企業支援策の拡充を求める意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議員提出第6号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。ただいま意見書が可決されました。その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、字句、数字、その他の整理は議長に一任することに決しました。--------------------------------------- △議員の派遣について ○議長(平林明) 日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により、お手元に御配付のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣書のとおり議員を派遣することに決しました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(平林明) 以上をもって、今定例会に提出されました事件の審議等は全て終了いたしました。 ここで、上着の着用をお願いします。また、姿勢を正してください。 市長より発言を求められております。これを許します。 太田市長。     (市長 太田 寛 登壇) ◎市長(太田寛) 安曇野市議会6月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る5月30日に開会し本日までの間、提案いたしました諸案件につきまして慎重に御審議を賜り、厚くお礼を申し上げます。報告15件、議案18件の全てにつきまして原案どおり御承認を賜り、感謝を申し上げます。特に追加提案の令和4年度一般会計補正予算(第2号)につきましては、新型コロナ対策及び原油・物価高騰の影響による事業費であることから、市民の負担軽減を図るため適正な執行に努めてまいります。 議員各位からいただきました御意見等につきましては、十分に留意し、今後の市政運営に当たってまいりたいと存じます。 さて、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻では、ウクライナ各地で戦闘が拡大、激化し、子供を含む多数の市民の犠牲など深刻な人道危機の状況が続いております。このような状況から、市ではウクライナの方々への支援拡大や中長期的な支援を見据え、9月30日まで市役所本庁舎1階及び各支所におきまして日本赤十字社による救援金を受け付けております。市民の皆様の温かい御支援をお願いするところであります。 次に、新型コロナウイルス感染症の安曇野市の状況ですが、新規感染者数は6月に入り減少傾向が見られ、ここ数日はおおむね10人前後ないしは10人未満で推移しております。市民の皆様には、引き続き基本的な感染防止対策の取組に対応しつつ、感染対策と社会経済活動の両立に御理解、御協力をお願いいたします。 結びになりますが、議員各位におかれましては、健康には十分御留意いただき、安曇野市の発展のため御活躍いただきますよう御祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。--------------------------------------- △議長挨拶 ○議長(平林明) 令和4年安曇野市議会6月定例会の終了に当たり、私からも一言御挨拶を申し上げます。 5月30日に開会した6月定例会、24日間の長きにわたり無事に日程どおり6月定例会が開催できましたことに、議員各位、行政の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 5期目のスタートより3回の定例会を終わり、9月定例会をやれば1年となります。太田市長も同じです。一般質問では、議員それぞれが市政について市民の要望、意見等を質問され、深い議論ができました。一般質問の答弁では、要点を簡潔に答えていただき、時間が以前より短縮されて、議員、行政ともによいことと思います。短縮はされましたが、それぞれに深い内容の濃い議論をしていただき、市民の皆様も納得されたことと思います。委員会でも詳細な深い議論が活発になされました。1期生議員も3回目となる今定例会で堂々たる質問、質疑をされ、立派な市議会議員になっていました。新たな部長の皆様も初めての定例会でしたが、適切な的確な答弁をしていただきました。 議会事務局も沖事務局長、細田係長を迎えての新体制で初めての定例会でしたが、議会事務局職員6人全員がそれぞれの立場で無事乗り切っていただき、責任を果たしていただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。 市議会議員は直接市民に接しています。市民より意見、要望等を直接受ける立場におりますので、市民が希望が持てる、信頼される、そして市民の期待に応えられる議員、安曇野市議会にならなければなりません。 7月23日土曜日には、議会報告会も予定されています。参議院選挙・県知事選挙もあり、いろいろと会議、研修会等々、まだまだコロナ禍ではありますが行事もたくさんあります。7月、8月と夏本番を迎えますので、各自コロナ対策、熱中症対策、これをしっかりやっていただき、事故・交通事故等にも気をつけていただき暑い夏を乗り切ってください。本当にありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(平林明) 以上をもちまして、令和4年安曇野市議会6月定例会を閉会といたします。 皆様、長期間大変お疲れさまでございました。                              (午後4時20分)以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  令和4年  月  日         安曇野市議会議長  平林 明         安曇野市議会副議長 一志信一郎         安曇野市議会議員  松枝 功         安曇野市議会議員  竹内秀太郎         安曇野市議会議員  中村今朝子...